返報性の原理というのは、社会心理学用語の一つです。
基本的な考え方としては
「相手に自分が何かを与えたりしてあげたりした時に、相手も自分に対して何かをしてあげたくなる」
という心理状況です。
リアルな生活の場だとスーパーの試食なんかが当てはまりますね。
試食は無料で商品の一部を受け取る事が出来ます。
一旦試食品をもらってしまったお客さんは心理的に不安定になり、その商品を購入するという流れになります。
単純に試食をしてみて商品が気に入ったから購入したという人ももちろん多く存在しますが、購入するかどうか迷っている人に対しては確実に背中を押す要素の一つになります。
■返報性の法則はネットビジネスでも当てはまる
返報性の法則というのは無意識のうちに行われるものです。
意識的に「もらったから買ってあげよう」とはあまり思いません。
この無意識の不安定状況をこちらからアクションを起こすことで引き起こすことが出来ます。
例えばTwitterのRT拡散。
自分が書いた記事をTwitterでURL付きでつぶやいても何も反応が無ければそれで終わりです。
ブログ記事を投稿した際にTwitterでも投稿する意味合いというのはRTをしてもらって拡散してもらうことが大きな目的になります。
フォロワーを増やす努力はもちろんですが、フォロワーとどう絡んでいくかも非常に重要になってきます。
自分のつぶやきをRTしてもらいたい時にどうすればいいか。
ここで先ほどの返報性の法則が出てきます。
自分がRTしてもらいたいのであれば、まずフォロワーの面白いつぶやきをRTしてあげましょう。
積極的にRTしているTwitterユーザーのつぶやきは、全くRTしていないユーザーのつぶやきに比べて圧倒的にRTされやすいです。
ネットビジネスだからと変に考えずにリアルな付き合いと同じように考えればいいんですね。
■他の事にも返報性の法則は使える
ネットビジネスをやっていく中で、この返報性の法則の考え方は非常に重要です。
例えばメルマガの相互紹介もそうですね。
自分が紹介してから相手にお願いをすれば了解してくれる可能性が上がります。
無料レポートの紹介なんかにも使えますね。
自分だけ何かをやってもらうのではなく、相手にも当然何かを与える必要があるのですが、それをまず自分から先に行うのがコツです。
是非活用していきましょう。
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