マーケティングの考え方の1つとしてセオリーというものがあります。
これは
・セグメンテーション(segmentation)
・ターゲティング(targeting
・ポジショニング(positioning)
の頭文字を取って、STPマーケティングとも呼ばれます。
これは市場を細分化して有利に戦えそうだと考えられる特定分野を選んで、自社や自社製品を明確に規定するというマーケティング手法です。
セグメンテーションとは、市場をセグメント化するということです。
お客さんのニーズごとにグループ化したり、購買層やユーザー層に区切ることで明確化していくことです。
ターゲティングとは、セグメントした結果を元に、どの層に参入していくかを決定していきます。
ポジショニングとは自社や自社製品を市場においてどのポジションに設定するかを決めるとともに、お客さんにどのような利益をもたらすのかを検討します。
この考え方はリアルビジネスはもとより、ネットビジネスでも非常に重要になってきます。
リアルビジネスで言えば、例えば居酒屋を開業しようとした場合に、STPマーケティングを一切無視してお店の立地やメニュー構成、価格などを決めた場合、最初からうまくいくことは稀でしょう。
成功することはほぼ運任せと言っても過言ではありません。
STPマーケティングの考え方を元に開業を考えるならば、まず居酒屋を使うユーザーをセグメントすることから始まります。
居酒屋に行くユーザーの年齢層、頻度、使うお金、行く場所、職業など様々な切り口からセグメントしていきます。
次に自分がどの層を狙ったお店を作るのかターゲティングをしていきます。
平日は仕事のサラリーマンが週末に訪れるような居酒屋とオフィス街で働くキャリアウーマンのようなOLが平日でも気兼ねなく行けるオシャレなバーとでは同じお酒を出すお店としても全く違ったコンセプトになるはずです。
ターゲティングを元に自分のお店をポジショニングしていきます。
またネットビジネスで考えた場合もSTPマーケティングは非常に重要になってきます。
ブログを書いていく場合、どんな人に向けてブログ記事を書いていくのか具体的にイメージ出来ていないと行けません。
最終的にブログに集客してそこからメールマガジンに登録してもらう場合などは非常に大切なことです。
メールマガジンの内容が、初心者にもわかりやすいネットビジネスで稼ぐ方法などであれば、ブログに来てもらいたいユーザーもネットビジネス初心者ということになります。
さらに言えば、それが主婦なのか会社員で副業でやりたい人なのかまで考える必要があります。
そこまでの細かいセグメント、ターゲティングをした上で自分のブログのポジショニングを図ることで、濃いユーザーを獲得することが出来ます。
先ほどの居酒屋の例でもそうですが、特にターゲティングやポジショニングをしないで何でもかんでも詰め込んだ方が幅広いお客さんに来てもらえるような気がするのもわかりますが、競合の多い分野では特に細かくセグメントしてターゲティングをしなければその市場で勝ち抜いていくことは出来ません。
メーカーが新商品を開発する際には必ず行っているマーケティング手法の1つです。
ネットビジネスでのブログやメルマガ、商材などは自分の商品と言えますので、しっかりとマーケティングをした上で市場活動をしていく必要があります。
セオリーなマーケティング戦略【STPマーケティング】とは
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。